日系二社が燃油サーチャージ引き下げ
日系二社(ANA&JAL)が燃油サーチャージを引き下げるというニュースがありました。
燃料価格が下落気味で、二ヶ月の平均値が円換算で7,000円を下回ったということで、引き下げが決まったようです。
8月発券分から燃油サーチャージが一段階下がるということで、旅行者からするとありがたいです。
長距離路線の値下がりに期待
燃油サーチャージの引き下げで、お得感が強まるのが『長距離路線』です。
長距離路線は燃油サーチャージの額も大きいので、引き下げがあれば、それだけ値下がり額も大きくなります。
1段階引き下げで片道3,500円(往復7,000円)安くなる長距離路線
- 韓国 300円⇒200円
- 中国、香港、台湾、マカオ 1,500円⇒500円
- ベトナム、フィリピン、ミクロネシア 2,000円⇒1,000円
- タイ、シンガポール、ミャンマー、カンボジア 3,000円⇒1,500円
- ハワイ、インド、インドネシア 4,000円⇒2,000円
- ヨーロッパ、北米、中東、オセアニア 7,000円⇒3,500円
6月7月発券分と8月9月発券分の片道の差です。
長距離路線は現在、片道7,000円(往復14,000円)の燃油代を徴収されています。
これが8月発券分から、片道3,500円(往復7,000円)へと引き下げられます。
往復航空券を買うとすれば、単純に7,000円程安くなる計算です。
7月8月は夏の旅行シーズンということで、航空券自体も値上がり気味なので、それも考えれば、秋以降はさらに安くなることが期待できます。
2016年の燃油サーチャージ廃止されていた時期と比べると、若干高めにはなると思いますが、冬のオフシーズンであれば、長距離路線でも総額4万円前後では出てきそうな気がしています。
今後の燃料費の予想
個人的には、これから燃料代は下がる傾向にあるんじゃないかと思っています。
OPECの減産が決まって、原油代が上昇していくと思っていましたが、アメリカのシェール企業の生産コストが下がって復活してきています。
原油価格が50ドル台でも採算が取れるということなので、OPECが減算量を増やしたところで、アメリカのシェアが大きくなるだけだと思います。
OPEC的には自分たちのシェアを守るためには、また一旦供給過剰の状態にして価格を下げて、アメリカのシェール企業がギブアップするのを待つしかなさそうです。
原油価格は、その他の国際情勢との関連も大きいので、予想通りに動かない可能性もありますが、流れ的には下落の方向なのかなと考えます。
日本円換算で燃油サーチャージのランクを決めている航空会社では、燃料代だけでなく、為替の影響も受けるので、ドル円相場にも注目していきたいです。
大幅な円安になると、燃料代が同じでも、一気に燃油サーチャージのランクが上がる可能性もあるので心配です。
長距離路線は8月以降の発券がおすすめ
とにかく日系二社とその他の日本円換算&2ヶ月毎更新の航空会社では、8月発券分からの燃油サーチャージ引き下げが決まったので、楽しみに待ちたいと思います。
燃油サーチャージを含めた航空券代金の総額を考えると、6月、7月は近場(アジア等)の航空券、8月以降に長距離路線の航空券の購入がベストかと思います。
6月、7月でも飛び抜けて安い長距離路線の航空券が出たりした場合は、購入しても良いと思いますが、基本的には待ちたいところです。
あとは米系航空会社などのマイルを使った特典航空券は燃油サーチャージが掛からないので、6月7月のアメリカの場合はマイルを使った特典航空券がおすすめです。
8月以降の長距離路線の航空券の値下がりが楽しみです。
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