入場無料のナショナル・ギャラリー
ワシントンDC旅行で、『ナショナル・ギャラリー(National Gallery of Art)』に行ってきました。
ナショナル・ギャラリーには西洋美術の名作がたくさん集まっています。
ルーヴル美術館にも負けてないぐらいのコレクションがあるとも言われてるそうです。
スミソニアンの博物館が立ち並ぶモールの中にありますが、ナショナルギャラリーはスミソニアン協会とは関係ないようです。
銀行家の『アンドリュー・W・メロン』という人が集めたコレクションを国に寄贈したものだそうです。
ありがたいことに入場料は『無料』になっていました。
自分はアートとか芸術とかはよくわからないですが、無料で名作を見ることができるということで行ってみることにしました。
とりあえず名作の場所を調べて、オリエンテーリング的に楽しもうと思いました。
空いている東館側から入場
ナショナルギャラリーには東館と西館がありました。名作絵画は西館に集まっているので、西館のほうが人気があるみたいでした。
エントランスに行ってみると西館側にはけっこうな列ができていました。
そこで東館側に周ってみたところ、全く列ができてなかったです。
全く並ばずにスムーズに入場することができました。
ナショナルギャラリーは中で東館と西館を行ったり来たりできるので、入場は比較的空いてる東館側がおすすめです。
セキュリティを受けて入場しました。
日本語のフロアマップも受付でゲットできます。
オリエンテーリング的に名作探し開始
コレクションの量が多いので、全部じっくり見ていたら、ものすごい時間が掛ると思います。
知ってる画家の有名作品とかだけでも、全部周るのはかなり大変そうです。
レオナルド・ダ・ヴィンチ
レオナルド・ダ・ヴィンチの『ジネブラ・デ・ベンチの肖像』です。
ヨーロッパ以外にある唯一のレオナルド・ダ・ヴィンチの作品だそうです。
20代の頃に描いた作品で、モナリザなどよりも前のものになります。
愛し合っていた人との結婚が認められずに違う人と結婚させられることになったジネブラデベンチの結婚直前の肖像だそうです。
そういうストーリーがあったことを知ると、たしかに悲しそうな感じの顔してました。
ボッティチェリ
ボッティチェリの『若者の肖像』です。
ボッティチェリは15世紀に活躍したフィレンチェの宮廷画家です。
家のリビングの壁にボッティチェリの『プリマベーラ(春)』が飾ってあるので、自分的には謎に親しみのある画家です。(なんで飾ってあるかは不明)
フィリッポ・リッピ
フィリッポ・リッピの『東方三博士の礼拝』です。
この作品はアンジェリコの作品という説とか、リッピとアンジェリコの共作説などがあるようです。
東方の三博士がキリストに贈り物をする場面のもので、キリストの祭壇画で人気のあるテーマだそうです。
作品の形が円形なのは、15世紀のイタリアの流行です。
フェルメール
『赤い帽子の少女』です。
芸術がよくわからない自分の率直な感想は『これは少女なのか』ということでした。
西洋人だから大人っぽくみえるだけかなと思います。
レンブラント
ラファエロ
『ビンドアルトビッティ』
『彼の若かりし頃の肖像』という名前が付けられていて、その『彼』が誰のことなのかということで色々な説がある作品です。
ラファエロ自身の肖像説とか、パトロンのアルトビッティの肖像説などがあるようです。
中性的なイケメンです。
日本人にモテそうな顔だと思いました。(アメリカだとイジメられそう)
『カウパーの小聖母』
マネ
マネの『鉄道』です。
まず『どこに鉄道が?』というのが自分の感想でした。
あとから調べてみたところ、煙の中に鉄道が隠れていて、鉄道の姿は見えないという謎設定でした。
芸術の奥深さにやられました。
マネの他の作品も気になってきました。
モネ
『日傘をさす女』
アートに詳しくない自分にとっては、マネとモネはかなりコンフュージングです。
どっちがどっちだかまだよくわかっていません。
こっちはモネです。
日傘をさす女は、人物をあまり描かなかったモネの珍しい人物の入った作品だそうです。
ちなみにモデルになってる人物は、モネの奥さんの『カミーユ』と息子の『ジャン』です。
日傘をさすシリーズはオルセー美術館にも違った作品があるみたいでした。
ワシントンDCのナショナルギャラリーにあったほうは、顔もしっかり描かれていましたが、オルセー美術館のほうはぼんやりした感じになるということでした。
ナショナルギャラリーにある作品を描いたのが最初で、オルセー美術館のほうは後から描いたらしいです。
オルセー美術館のほうは、奥さんのカミーユが亡くなった後の作品だそうです。
亡くなった後だから、顔をしっかり描けなかったのか、描きたくなかったのかはわかりませんが、なんか切なかったです。
ゴッホ
オリエンテーリング作戦で楽しめた芸術鑑賞
調べているうちに、その画家自身のことだったり、作品の背景などにも触れることができました。
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