イチロー引退試合を現地観戦
旅行記ではないですが、イチロー引退試合を現地観戦することができたので、思い出に日記を書いておこうと思います。
数日前に、ジャイアンツとマリナーズのプレシーズンゲームも東京ドームで観戦したのですが、その時の混雑で疲れたので、残りの試合は現地行かなくてもいいかなと思ってました。
ただ、開幕第1戦のイチロー選手の交代シーンをみて、引退ムードが高まってる感じがしたので、最後のチャンスになるかもしれないと思いました。
現役を続けるにしても、アメリカに戻ってからはシアトルの40人のロスターから外れることはほぼ確実でした。(日本でのオープニングシリーズだけはベンチ入りが25人から28人に増えてた。開幕後25人のベンチ入り枠に入らない=マイナー)
昨年、マリナーズと特別アドバイザーという役職で生涯契約というものをしていたので、他球団への移籍は考えにくかったですし、マイナーでプレーするぐらいしか選択肢はなかったかと思います。
昨シーズンのようにチームに帯同しながらメジャー復帰を目指すというのは考えられなかったです。(日本での開幕が決まってたから去年はそれができた)
仮に、マイナーで続けるという選択をしたとしても、しばらくはメジャーリーガーイチローを見れないことは確実でした。
人混みがヤバいということは承知していましたが、イチロー選手のプレーを観たい、球場の雰囲気を感じたいという気持ちが勝ったので、当日東京ドームへ向かうことにしました。
立ち見券で入場
今回のような注目を集めるゲームのチケットは取れないと思われがちですが、当日券も購入可能です。
指定席は前売りで完売でしたが、立ち見なら当日券で普通に見れます。
おとな1枚2,000円でした。
入場
16時半入場でしたが、入場の列も凄まじい長さになってました。
立ち見は、ライト側は25番ゲート、レフト側は11番ゲートから入場です。
25番ゲートから伸びる列が11番ゲートまで続く程でした。(ディズニーのアトラクションかと思いました)
比較的空いていた11番ゲートから入場しました。
バッティング練習
まずは、バッティング練習見学です。
立ち見のチケットでも練習中は前の方にも行って見学することができます。
間近でメジャーリーガーのバッティングを見学できました。
ここ数年のMLBはフラレボもあって、高々と上がる打球が多かったです。
逆方向にライナー打つ練習とかよりも、スタンドにバンバン放り込んでくれるほうが、見てる方としては面白いです。
日米野球の時も思いましたが、この打撃練習だけでもチケット代ペイした気持ちになれます。
セレモニー
試合前のセレモニーは、注目度の高い試合ということもあって、豪華なものでした。
和太鼓の演奏からはじまって、スポンサーのMGMの人の始球式もあって、その後は、藪、岩村バッテリーで、打者がグリフィーJrという豪華始球式も見れました。
国家演奏(日米)もあって、特別な試合という感じがしました。
ゲーム
立ち見の良さを活かして、ゲーム中は球場内を移動しながら観戦しました。
イチローのストーカーをメインに移動しました。(打席が近くなったら内野付近、守備中はライト側)
アスレチックスの選手でも、クリスデービスを中心に見たい選手はいたので、その時の気分で移動してました。
特にどちらを応援しようとかは思ってませんでしたが、菊池雄星投手のMLBデビューでしたし、球場もイチロー一色だったので、このゲームはシアトルに勝ってほしいと思いました。
イチロー引退報道
ゲーム中は、Twitterで実況民の方々の反応を見ながら観戦していました。(電波悪いけど)
TLに『イチロー一線を退く意向』という速報が出ました。
この時は、『一線を退く』というのが、メジャー枠から外れることなのか、引退ということなのかはっきりしませんでしたが、球場の雰囲気は引退試合ムードになっていきました。
イチロー選手が打席に入る度に、守備位置に向かう度に、大きな歓声が起こりました。
前日のゲームのように、一旦守備位置についた状態から交代を告げられるんじゃないかと思っていたので、毎イニング『これが最後の瞬間なんじゃないか』とびびりながら見ていました。
公式戦ということでチームの勝敗も大事なので早めの交代もありえましたが、ありがたいことに8回までプレーを見せてくれました。(サービスのサービス)
打順は9番でしたが4打席回りました。
ヒットこそ出ませんでしたが、45歳のレジェンドがボロボロになりながらも、最後まで一塁まで全力疾走する姿には感動しました。(一塁到達タイム考えれば全然ボロボロでもないけど。むしろまだトップレベル)
交代の瞬間は、ほんとにこれで終わりなんだなという雰囲気を感じました。
ゲームは、延長の末、マリナーズの勝利で終わりました。(12回長かったけど色んな選手見れてよかった。OAKブルペンだとトライネンとかロドニーとか)
スコアは奇しくも、イチロー選手のMLBデビュー戦と同じ『SEA5-4OAK』というものでした。
ほんとに綺麗な終わり方です。
イチロー場内一周
試合終了後、ゴードンのヒーローインタビューがあって、それが終わるとグランド整備がはじまりました。
それでも球場には多くの観客が残っていました。
23時過ぎだったので終電が気になり始めましたが、まだイチローが出てくる可能性があるかもと思って、しばらく待ってみることにしました。
帰ってくださいというアナウンスもなかったので、期待が増してきました。
スタンドからは、時折イチローコールも巻き起こってました。(けっこう待ち時間があってイチローコールに飽きたのか、途中からウェーブとかも始まっちゃったけど)
23時20分頃に急に歓声が大きくなったのでグランドに目を向けてみると、カメラマンに囲まれたイチロー選手がグランドに戻ってきました。
グラウンドを一周して、最後の姿をもう一度見せてくれました。
物心ついたころから、イチロー選手がプレーしているのは当たり前のことだったので、それが終わってしまうのは寂しい気持ちもあります。
それだけ長い期間、トップレベルで安定して成績を残し続けたことを考えると、改めてイチロー選手の偉大さを感じられました。
今後のことはわかりませんが、とにかく一旦お疲れ様でしたという気持ちでいっぱいです。
ひとつ気になってることは、今年シアトルがワールドチャンピオンになったら、イチロー選手にもチャンピオンリングが与えられるのかということです。
メジャー登録されたので貰える資格があるんじゃないかと思いました。
個人タイトルや国際大会のタイトルは数え切れない程獲得していますが、ワールドチャンピオンにはなっていません。
今年まだ可能性が残っているのであれば、全力でシアトルを応援したいです。
開幕2連勝でスタートしたので、アメリカへ戻ってからも、この調子で突き進んでもらいたいです。
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