ナショナルモール散策
ワシントンDC観光の中心は、『ナショナルモール』と呼ばれる一帯に多くが集まっています。
スミソニアン協会などの博物館や美術館、アメリカの歴史上の人物のモニュメント、戦争の慰霊碑などがあります。
東西の距離は約4キロ程です。
ただ歩くだけなら、1日で行けると思いますが、ひとつひとつじっくり見るとしたら、1週間あっても足りないと思います。
自分もけっこうタイトめな日程で詰め込んでみましたが、全然足りませんでした。
全ては周りきれませんでしたが、ある程度事前に予習してピックアップしておいたところは行くことができたので、写真を載せておこうと思います。
東側の博物館、美術館系は別の記事に載せたので、西側のモニュメント中心です。
ワシントン記念塔
まずは、
『ワシントン記念塔』です。
DCのガイドブックの表紙とかに使われてることも多いですし、ワシントンDCで一番人気のある観光スポットの一つだと思います。
初代大統領のジョージワシントンの偉業を讃えた記念塔です。
高さは約170mです。
DCでは、このモニュメントよりも高い建造物を建てるのは禁止されているので、DCで一番高い建物になっています。
近づいてみると、モニュメントの周りには星条旗に囲まれていました。
アメリカ人の星条旗愛を感じました。
ワシントン・モニュメントから西を見ると、リンカーン記念館も小さく見えました。
見えてるけど、歩くとそこそこ距離があります。(間に第二次世界大戦の記念碑もあるので、そこにも寄ることになります)
ワシントン記念塔は、モールのほぼ中心にあるので、モール散策の目印にもなります。
道に迷ったら、現在地とワシントン記念塔で位置関係がわかるので便利です。
第二次世界大戦記念碑
ワシントン記念塔とリンカーン記念館の間に、第二次世界大戦の記念碑がありました。
太平洋での戦争、大西洋での戦争に分けられていました。
意外だったのは、国名が書かれていなかったことです。
『日本の真珠湾攻撃によって~』とか、書かれてるのかと思っていましたが、国名が全く出てきませんでした。
色々な批判も出るから、配慮してるのかなとも思いました。
アメリカの州の名前は、噴水の周りを囲む形で建てられていました。
他の国についてどうこうというものではなくて、第二次世界大戦を戦ったアメリカ人のための記念碑といった感じでした。
リンカーン記念館
第二次世界大戦記念碑からさらに西に進むと、
『リンカーン記念館』があります。
アメリカの大統領の中でも人気の高いエイブラハム・リンカーンの記念館です。
記念館に入ると、『エイブ』がいました。
かなり大きい像でした。
リンカーンの視線の先には、モール西側のキャピトル・ヒルがあるということでした。
よく考えられて、作られてるんだなと思いました。
ぜひとも、変なことしでかさないか監視しておいて頂きたいです。
記念館の中には、スピーチに関する展示もありました。
有名なゲティスバーグでのスピーチです。
『Government of the people, by the people, for the people』の部分は、スピーチの終わり部分にありました。
素晴らしいスピーチですが、今のアメリカはリンカーンの理想とは、程遠い状態になってます。
自分の気に入らない人間の誹謗中傷が主な仕事のTwitter芸人が大統領就任するとか、リンカーンも予想していなかったはずです。
キング牧師記念碑
リンカーン記念館から南に行くと、『キング牧師記念碑』があります。
キング牧師の『I have a dream』のスピーチも有名です。
このスピーチは、奴隷解放宣言から100年後の1963年にされたものです。
この演説からも50年経ってるのに、未だに差別はなくならないです。
むしろ、最近は差別主義者が支持されて、国のリーダーになる傾向すらあります。
周辺国の悪口言った人間が支持されるとか、民主主義すら終わってると思います。(他に良い制度が特にあるわけじゃないですけど)
これからどうなっていくのかわからないですが、どれだけ国が右に振れたとしても、グローバリゼーションの流れは止まらないです。
自分とは違う人種、民族、宗教、文化に触れる機会は、確実に増えていきます。
その結果がどうなるのか、不安もありますけど、期待もあります。
差別を完全になくすというのは正直不可能だと思いますけど、少しずつでもそれがマイルドになって、皆が住みやすい社会になっていけば良いかなと思います。
モール西側には他にも慰霊碑や記念碑がたくさん
全ては周りきれませんでしたが、モールの西側には、戦争に関する慰霊碑や記念碑が多くありました。
朝鮮戦争、ベトナム戦争の慰霊碑、ルーズベルト、ジェファーソンの記念館なども東側です。
モール西側のモニュメントは、アメリカ史の本とかを読んで、予習していくとさらに楽しめそうです。
アメリカの戦争に関するものだけでなく、モール西側にはホロコースト博物館もありました。
モールの中と言って良いのかわからないのですが、リンカーン記念館から北に向かって、道路を挟んだところにアインシュタインの像もいました。
東側には美術館、博物館が多数
モール西側には、アメリカの歴史関連のモニュメントが中心にありました。
東側は、スミソニアン協会の博物館や美術館などがたくさんあります。
ナショナルギャラリーはパリのルーブル美術館並のコレクションがあります。
【過去記事】入場無料のナショナルギャラリー
別記事に書いたので、チェックしてみてください。
スミソニアン協会の航空宇宙博物館は、一番人気の博物館かと思います。
展示品が派手で、航空好き、宇宙好きでなくても、楽しめそうな博物館でした。
【過去記事】周りきれなかった航空宇宙博物館
ただ、全てじっくり見て回ろうとすると、1日じゃ足りないので、時間に余裕を持って観光の計画を立てると良いと思います。
モールの東端には、連邦議会議事堂です。
この建物も、ワシントンDCのガイドブックの表紙によく使われています。
SNS映えもすると思います。
モールから北に少し歩くと、ホワイトハウスがあります。
最近はテロが多いからか、急に見学不可になって追い返されることもあります。
自分の旅行中もパリだかブリュッセルだかでテロが起きて、追い返されました。
ホワイトハウスは、南側からよりも北側からのほうが近くまで行くことができます。
モールはパワースポット
モールを散策することで、色々なことが学べました。
西側では歴史関連、東側では博物館、美術館巡りと、歩いてるだけで賢くなれそうです。
モールは巨大な公園のようになっているので、エクササイズをしている人も多かったです。
美術館の中に、ランニングの服装のまま入ってきてる人もいました。
外でトレーニングして、疲れたら身体を休ませながら、頭を鍛えるという意識の高さには脱帽です。
多くの美術館、博物館が無料なので、自分もやろうと思えばできたなと思いました。
また次回、ワシントンDCに滞在する機会があれば、モールに入り浸って頭と身体をしっかり鍛えたいと思います。
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