エンゼルス大谷内側側副靭帯損傷でDL入り
エンゼルスの大谷翔平選手がDL(故障者リスト)入りしました。
前回の登板ではマメができて降板したということでしたが、実際には肘にも問題があったようです。
検査結果は右肘の
内側(ないそく)側副靭帯損傷でした。
以前からダメージはあった部分で、オフにも一度治療を受けていましたが、今回の検査で悪化していることが判明しました。
PRP注射、幹細胞注射
既にPRP注射と幹細胞注射での治療が行われたという発表がエンゼルスからありました。
PRP注射は、自分の血液から血小板が多く含まれている部分を取り出して、それを注射するというものです。
ヤンキースの田中投手も肘の故障時にPRP注射を受けて復帰しました。
TJ(トミージョン)という靭帯再建手術を避けて復帰を目指す投手はPRPを選択することが増えてます。
PRPで回復しない場合にはTJ手術を受けるというパターンも多いです。
幹細胞注射も最近受ける選手が多くなっている治療法です。
エンゼルスの投手でもリチャーズやヒーニーが受けています。
リチャーズの場合は幹細胞注射で復帰することができましたが、ヒーニーの場合は幹細胞注射を受けても復帰することはできず、結局TJ(トミージョン)手術することになりました。
損傷レベルはグレード2
内側側副靭帯の損傷レベルの目安となるものがあるようで、今回の大谷選手の肘の損傷レベルは『グレード2』ということでした。
グレード2は、靭帯が伸びた状態か部分断裂ということです。
オフにPRPを受けた時はグレード1だったようなので、その時よりも状態は悪化しているようです。
グレード3だと靭帯断裂になります。
グレード3までいくとTJ手術(靭帯再建手術)を受ける選手が多いです。(最近はPRP等で復帰を目指す選手もいる)
TJ(トミージョン)手術を受けると復帰まで1年~2年必要
今回大谷選手はグレード2ということで、今の段階ではTJ手術を避けることができました。
靭帯再建手術を受けるとなると、自分の身体の別の部分から腱を取って、肘に移植するので復帰までに時間が掛かります。
反対側の腕とか手首から腱を取って、治療する側の肘に移植する手術なので、新しい腱が肘に定着するのに時間が掛かります。
完全に固定して、肘に定着するのを待って、その後少しずつ肘を曲げ伸ばしするリハビリから始まります。
曲げ伸ばしもできない状態からのスタートになるので時間が掛かるのもわかると思います。
肘の可動域広げて、キャッチボールができるようになって、遠投ができるようになって、ブルペンで投げれるようになって、LiveBP(バッピ)できるようになって、ようやくゲームで投げられるようになります。
ゲームもはじめの数試合はマイナーで投げることになるので、実際にメジャーのゲームに戻るにはさらに時間が掛かります。
順調ならこの手順でTJ手術から復帰できますが、途中で問題が起これば、そこから戻れない可能性もあります。
大谷選手は、とりあえず今回の検査ではTJ(トミージョン)手術は避けることができました。
TJを受けたら今シーズン(たぶん来シーズンも)は全休になってたと思います。
復帰時期予想
PRP注射と幹細胞注射でどれだけ回復するかは予想できないので、復帰がいつになるかは正直わかりませんが、上手くいった場合いつぐらいに大谷選手がチームに復帰するのか考えてみました。
エンゼルスの観戦旅行の日程選びの参考になれば良いかなと思います。
現時点で発表されているのは、3週間後に再検査をするということです。
それまではゲームの出場はないので、6月中に行ったとしても大谷選手のプレーを見られる可能性はほぼ0です。
3週間後の検査で回復が見られれば、そこから徐々にキャッチボールなどを再開すると思われます。
PRP治療を受けた投手は、大体1ヶ月後にブルペン入りをして、ゲームに戻ってくるのは大体2ヶ月後になります。
順調にいけば、8月前半に投手としてメジャーのマウンドに戻ることが予想されます。
逆に考えると、前半戦の登板はもうないかと思います。
オールスターに選出されたとしても、そこでいきなり投手としてプレーするというのもないと思うので、オールスターは選出されるとすればDHになるはずです。
投手としての復帰時期は8月前半になりそうですが、大谷選手の場合は二刀流ということで、野手でもあります。
PRP手術を受けた投手がゲームでスイングができるレベルまで回復するのがどれぐらいなのかというのは前例がないので見当もつきません。笑
おそらくゲームで100%のピッチングをする段階になるよりは、DHでスイングする段階のほうが早そうです。
エンゼルスの方針がどうなるかはわかりませんが、投手復帰よりは早く野手として復帰できるんじゃないかと予想します。
再検査まではゲームに出ることはないですが、そこでの検査結果が良ければ、7月中に野手として出場する可能性はあると思います。
投手大谷が見たければ8月以降がおすすめ
投手としての復帰は8月前半、野手としては7月中が、今の所の自分の勝手な予想です。
投手大谷が観たい場合は7月までは避けたほうが良さそうです。
野手でも良ければ、7月中に復帰する可能性もなくはないと思います。
投手の場合は、前後の試合の野手出場もないので、旅程の組み方が難しいです。(ローテーションもよく変更されるし笑)
楽天トラベルのスーパーセールで、ロサンゼルスの航空券が19,800円で登場することも決まったので、これを利用してエンゼルスの試合を観に行こうと思っている人は、大谷選手の復帰時期のチェックもこまめにしてみてください。
出発日は楽天トラベル次第なので、こちらはどうすることもできませんが、ゲームがある日に設定されることに期待です。
仮に大谷選手が戻ってなくても、トラウトとかシモンズ目当てに行っても良いと思います。(シモンズもDLだけど)
⇑WBCオランダ代表シモンズ(東京ドーム)
エンゼルスのゲームがない日でも、ドジャースのゲームがある可能性はあります。
とりあえずMLB観戦したいという場合にはおすすめです。
前田投手(マエケン)も残念ながらDL入りしてしまいましたが、こちらは比較的早く復帰できるはずなので、登板試合も観れる可能性もあります。
目当ての選手がいると、怪我や移籍などの影響もあるので、とりあえずMLBの球場で雰囲気感じに行くぐらいの気持ちが良いと思います。
『大谷選手を見に行くアナハイムツアー』とか発売した旅行会社は大変でかわいそうです。(天候とかの影響もあって何ヶ月も先のローテーションの予想とか不可能だし)
なるべく近い日程での個人旅行が目的達成できる可能性が一番高いんじゃないかと思いました。
楽天トラベルのセールのLA航空券は、MLBの日程も見ながら、価格や日程次第で自分も狙おうかなと思います。
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